最近「蛇足」という語彙を勉強しました。 本来「画蛇添足」という語彙は出典『戦国策』、中国で誰でも分かる昔の楚国※①の故事からできた四字熟語ですが、初めて聞いた時分からなかったです。 というのも実は日本語と中国語に漢字が共通している語彙がたくさんありますが、微妙に綴りが違っていたり、同じ漢字を使っていても、意味がずれている言葉もたくさんあります。 例えば、「勉強」という単語は、日本語では「学ぶ」「学習する」という意味ですが、中国語では「無理に〜する」「我慢する」という意味になります。
(ちなみに中国語で「勉強」という意味は、シンプルに「学習」という単語で表します。)
楚国の話をしたので、古代楚国の衣服についての特徴を紹介します。
龍と鳳凰は、中国人が何千年も信仰している神獣であって、縁起物として衣服にも使われていました。
特に、楚国の服には鳳凰のモチーフが大量に使われていました。
下の写真は、湖北省江陵马山の遺跡で発見された遺物から復元した図版です。
絵画技術は現代に劣る感じがしますが、この時代なりの雰囲気があると思います。この様な古典的な図柄と現代的な洋服とを組み合わせる事で、オリジナリティーのあるデザインを作り出せるかもしれません。また、楚国を舞台にしたドラマの登場人物が着ていた衣服も参考に掲載します。
写真を見ると、とても豪華上に派手な印象があります。
しかし、このような服を穿いたら、夏は苦しくないのかと同情を禁じ得ないです。。。!
どうやって夏を快適に過ごしていたのか、さっぱりわかりません!
もしこの時代に、サップという清涼裏地や、シャインクール、余分な熱を吸収できるアウトラストがありましたら、必ず快適に過ごせただろうと思っています。。。
今日のシェアは以上です、ありがとうございます。
※① 楚とは中国に周代・春秋時代・戦国時代(紀元前11世紀 - 前223年)にわたって存在した王国。皆さんご存知の孔子と老子などの思想家も春秋戦国時代に登場した人物です。
ちなみに、この春秋時代の呼称は、孔子著書「春秋」から取られているものです。