9月18,19日に東京ビッグサイトで開催されたFISMAに行ってきました。
たくさんの企業が出展されていて、興味を引くものがたくさんありました。
その中からいくつかご紹介します。
まずはスズキマシン リエンジニアリング株式会社さんの超音波溶断カッターです。
ポリエステルやナイロンなど溶ける素材であればほぼ何でもに使えるそうです。
この超音波溶断カッターの特徴は生地などを裁断する際に、ただ切るだけでなく超音波で溶かし切り、ほつれ止めも同時にできるというものです。
実際に切った布を見せていただきましたが、ほつれはひとつもなく、滑らかに裁断されていました。
ロックミシンの手間が省け、縫製作業が楽になるかも知れません。
次に紹介するのは株式会社システムグラフィさんの昇華プリンターです。
一度紙に印刷し、それを生地に転写します。
少し時間がかかり、量産には向かないそうですが、一般的なプリントよりも布地の風合いをそのままにプリントできるそうです。
プリントした生地を見ましたが、もともとその柄だったかのように馴染んでいて、布地の光沢は残っていました。
小ロット生産の高級服などはぜひこの方法でプリントするべきだと思いました。
最後に紹介するのは株式会社ミズホケミカルさんのブルーライトを当てると見えるチャコやマーカーです。
ブルーライトを当てていない状態では印が全く見えず、ブルーライトを当てると印がはっきりと見えるようになります。
ボタン付け位置やポケット付け位置等、見えるところに印をつけるときに便利です。
チャコを引いた場所が蛍光に光るので縫製が楽しくなりそうです。
こういった展示会に行ったのは初めてだったので企業向けの大きな機械などは見たことがないものばかりで楽しかったです。
服作りがより楽になるよう工夫された便利な製品がこの他にもあり、すごく勉強になりました。