今日は社内でMORITO説明会がありました。
めっき加工された商品の腐食の原因についてのお話と新商品の紹介を聞きました。
腐食についてのお話を聞いて、様々な要因によって腐食が起こることを知りました。
今日知ったことについて書きたいと思います。
腐食が起こる原因として挙げられるのは、高温、多湿、塩素、硫黄、酸、塩分、ガス等だそうです。
こんなにもいろいろなことが原因となって腐食が起こるということに驚きました。
高温、多湿による変色は、倉庫に保管していただけでも起こることがあるそうです。
昨年の夏は気温が高く台風も多かったので倉庫内が高温多湿になり、長期保管によって変色したという事例を伺いました。
長期保管する場合はできるだけ通気性の良い高温多湿を避けた環境を選ぶと良いようです。
そして、保管の際に腐食が進む原因として、塩分、ガスなども関わって来るそうです。
海岸線に沿った地域では塩分による腐食が進行するそうです。
空気中の汚染ガスによっても腐食するため、駐車スペースやエンジン付きフォークリフトの近くでの保管は避けると良いです。
ほかに事例として挙げられたものの中で多かったのは、天然素材に使われる漂白剤の残留によっての腐食です。
ウールなどの漂白の際に使われる、繊維を傷めない還元漂白剤が残留していると亜流酸ガスが発生し腐食の原因になります。
おなじウールのコートでも、漂白をかけた白いコートに使われたものだけが腐食することもあるそうです。
製品にする前に漂白剤が残留していないか確認することで腐食しづらくさせることが出来ます。
たくさんの要因があり、全て対策するのは難しいです。
作る製品、使う生地などを提示していただくことでその製品に合ったものを提案することが出来ます。
その他にも腐食に強いステンレス製のものを使用する、表面を特殊コーティングし腐食しづらくするなどの対策方法があるそうです。
今回の説明会で腐食のいろいろな原因について知ることが出来ました。
自分の持っている衣類に使われている金属スナップなども今回学んだことを生かして腐食を防げそうです。