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2024/12/26

ピーチスキンってどんな生地?

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こんにちは。
ApparelXトレンドブログの木村です。

今回は、柔らかな質感と上品な風合いで注目を集める生地“ピーチスキン”についてご紹介します! 

ピーチスキンとは

ピーチスキンとは、その名の通り生地の表面に短く細い毛が生えた質感になっていることから「桃の皮(peach skin)」と呼ばれています。
微細な起毛感がしっとりとした風合いで、柔らかくなめらかな肌触りが特徴です。

この表面を軽く起毛させることを"ピーチ加工"とも呼びます。そのため生地の品名に"ピーチ〇〇"と称したものが多いです。

以前はポリエステルやナイロンなどの化学繊維を使用して作られるものが主流でしたが、最近ではコットン素材のピーチスキン生地も増えてきています。
日常的な使いやすさや価格を重視する場合は、化繊のピーチスキンが選ばれることが多いですが、天然素材の風合いを重視したアイテムや高級感を出したいときには、コットンのピーチスキンが選ばれることもあります。

製造プロセス 
繊維の選定
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を使用し、必要に応じて天然素材と混合します。 
織り
生地は通常、平織りまたはツイル織りで製造されます。これにより、耐久性と柔らかさを兼ね備えたベースが作られます。 
起毛加工
織りあがった生地に対して、特殊な機械で起毛処理を行います。この処理によって、表面に微細な毛羽ができ、滑らかで柔らかい風合いが生まれます。 
仕上げ
起毛加工後、生地は仕上げ処理を行い、色染めや防水加工などが施されることもあります。
 
メリット 
柔らかな肌触り
桃の表面のような滑らかで優しい感触が一番の特徴です。しなやかさのある薄手のピーチスキンはルームウェアにも採用されています。

高級感ある質感
微細な起毛加工により、マットで落ち着いた光沢が生まれます。化学繊維の場合は均一で洗練された見た目、コットンの場合は自然で温かみのある風合いが特徴です。

 軽量性(化学繊維の場合)
 ポリエステルやナイロンをベースにしている場合、生地自体が軽量で扱いやすいのが魅力です。

 耐久性
 化学繊維をベースとしたピーチスキンは耐久性があり、シワになりにくいのが利点です。一方、コットン素材は適度な通気性と吸湿性があります。

デメリット
保温性の限界
柔らかく軽量な生地である分、極寒の環境では保温性に欠ける場合があります。化学繊維でもコットンでも単独での防寒性は低いため、裏地や中綿で補強する必要があります。

重さ(コットン)
コットン素材は化学繊維に比べてやや重めです。そのため、軽量性を求めるアイテムには化学繊維が適しています。  

コストの違い
コットンは化学繊維より高価になることが多いです。化学繊維は比較的安価で量産に適していますが、天然素材の質感を好む方には物足りない場合があります。

ApparelXに掲載のある商品のご紹介 

RR8807-K Brushed Taffeta

スパンナイロンタフタにピーチ起毛となっており、中肉で質感高く、使い勝手の良い素材です。

厚手のナイロンで耐久性もあるのでアウトドア系のアイテムにもおすすめです。

ナイロン 100%


BD8297 ナイロンピーチフェイスワッシャー 

超極細ナイロンを使用することでソフトでしなやかな風合いとナチュラルな表面感をもつピーチのようなパウダータッチが特徴。

ハリ感もあり撥水性もあるのでレインジャケットやウインドブレーカーなどにも最適です。

ナイロン 100%


26093 ビエラシャンブレーピーチ起毛

表面を軽くピーチ起毛させた中肉厚のビエラ。起毛によるやわらかな風合いが特徴的な、ウォーム感のある素材です。

コットン素材の温かみある生地感なので、ウッドボタンなどの付属を合わせたナチュラル系のアイテムに合いそうです。

コットン100%


7310 ピーチファイユ 

ピーチファイユは肌触りの良さとソフトでしなやかな風合い大人っぽいアパレル製品によく似合うトレンド感の高い生地です。

やわらかくしなやかで品のある質感はレディースルームウェアにぴったりですね。

ポリエステル 100%


KKF3850-W ネオヴィーナススエードストレッチ
ピーチタッチな触感が特徴のスエード調のストレッチサテン。透けない程よい肉感で幅広いアイテムに使用いただけます。
厚めのサテンにピーチ加工を施すことでスエードのような質感をもたせたストレッチ性のある生地です。
透けにくくシワもつきにくいのでワンピースやロングスカートなど布面積の多いアイテムにもおすすめです。
ポリエステル100%
 

最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。

ピーチスキンは、その柔らかく滑らかな触り心地で、さまざまなアイテムに応用される優れた生地です。
化繊やコットンなどの素材の違いによっても大きく雰囲気が変わるのでカジュアルな日常着からフォーマルなシーン、さらにはインテリアアイテムまで、幅広い用途に対応できる点が魅力です。 
ぜひ、ピーチスキンのアイテムを取り入れて、その魅力を体感してみてください。

気になる方は是非ApparelXのピーチスキンの商品を是非御覧ください!

 

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