こんにちは。ApparelXトレンドブログの萱場です。
今回は、新しくApparelXでご購入いただけるようになった小原屋繊維さんの生地を紹介します。
メーカーページ: https://www.apparelx.jp/search.php?maker=166
本社は、大阪にある生地メーカーです。
Made in Japanの品質にこだわり、日本各地の特性を活かした麻やウールなどの天然素材の生地を中心に企画・製造を行っております。
オリジナル生地に関しては、麻織物の扱いを得意とする近江や浜松をはじめ、先染め産地として歴史の深い見附や毛織物の有名な尾州など、日本各産地の特色を活かしたオリジナル生地を中心に生産をしており、在庫販売も行っているため小ロットでの購入も可能となっております。
東京の展示会にお伺いさせていただいた時は、若い営業の方も多くエネルギーを感じました。
またBGMにヒップホップがかかっていたりと、普段行く展示会とは、異なる雰囲気でとても楽しかったです。
コットン、化繊系の生地は、色々なメーカーさんがリスクして扱っておりますが、リネンや、特にウール系の素材をバリエーション豊富に在庫しているメーカーさんはあまり無いように感じます。
また、カラーバリエーションや生地の風合いは、どれもトレンド性を感じる生地ばかりで、感度の高さを感じました。
コットンや化繊に比べて比較的高価なリネンやウール素材ですので、少し値が張る部分もありますが、それだけの価値ある生地では無いかと思います。
一部の生地を紹介いたします。
原料の麻は高品質なリネンとして知られるFrench Linenを使用し、織りから加工までを日本国内で行っている『Japan Linen』です。
特徴としては、染色後に生地を優しく叩きほぐし、ソフトでふっくらとした洗いざらし風のワッシャー形状仕上げになっております。
画像を見ても分かるように、しっかりとしたハリがありますが、触るとソフトな風合いに仕上がっています。
※小原屋繊維の品番は、カラーによって品番が分かれております。
以下同じクオリティーのカラー違いです。
OA21271
60/1・JAPAN LINEN (キナリ)
OA21272
60/1・JAPAN LINEN (オフホワイト)
経糸に60/1リネン、緯糸に 10/1リサイクルウールを使用した環境配慮型の生地です。
リサイクルウール自体は100年も前から尾州産地で生産され始め、紡毛糸を紡續する時に出る綿くずを再利用していました。
近年では、環境に配慮した循環型素材として注目されている素材です。
リネンとの一緒に使うことで、リネン特有の粗野感やメモリー感をお楽しみいただける生地に仕上げております。
縦糸にリサイクルウールとシルクの混紡糸を使用しており、シルクのしっとりとした手触りと環境素材のリサイクルウールと競演させた生地に尾州でタンブラー加工を施す事により、ナチュラルな雰囲気に仕上げました。
英国調の羊毛を使用した尾州産のトラディショナルスタイル向きのヘリンボーン。エアロ加工を施す事によりソフトでふっくらした仕上げになっています。ジャケットなどに最適です。
英国紳士が羽織っていそうな、トラッドチェックリネンを作りました。リネントップ糸の杢の表情で奥行き感のある表情となっております。国内生産でソフトに仕上げたリネンツイル生地です。用途はクラシカルなジャケットやシャツ、セットアップやなどにおすすめです。
最後に
他にも様々タイプの生地がありますので、ぜひメーカーページより御覧ください、
どうぞ、よろしくお願いいたします。