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2025/4/28

次に来るデニムのトレンドは一癖ある「デコラティブデニム」!デニムの代表的な加工方法についても解説します!

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こんにちは。ApparelXトレンドブログ編集部のmammyです。
近年デニムは毎シーズンごとに様々なトレンドの形を変えて登場しています。

ApparelX Newsにてデニム生地の基本については以前解説をさせて頂きましたのでそちらもぜひチェックしてみてください。


【永遠のカジュアルの定番】デニム生地ってどんな生地?ジーンズとの違いとは?


さて、今回は最近の大注目トレンドでもある一癖ある「デコラティブデニム」と代表的なデニム生地の加工方法についてご紹介させて頂きたいと思います。


デコラティブデニムとは?

2025年春夏の注目トレンドでもある「デコラティブデニム」ですが、通常のインディゴ染めや色落ち加工だけではなく、装飾性の高い加工・デザインが施されたデニムのことを指します。

刺繍・アップリケ・プリント・ビジュー・カットワーク・レーザー柄など、視覚的・触覚的なアクセントを加えるのが特徴です。


実際にメゾンブランドの2025年 春夏のコレクションを例に見てみましょう。

CHANELのラインストーンで緻密にフェザー柄が施されたデニムです。

ラインストーンの大小や色の配色が計算しつくされており、本来固い質感のデニムの上に柔らかなフェザーをまとったとても優雅なジーンズとなっています。



デニムの裾部分にスパンコールがあしらわれたCHANELのプレタポルテコレクションです。

このパンツにあしらわれたスパンコールの刺繍は、クロシェを使ったリュネヴィル刺繍の技法を用いて65時間をかけて制作されたそうです。
スパンコールがグラデーションの様に手刺繍された美しさはもはやアートの領域です。


画像はfashionpress[ファッションプレス]より転用

画像はファッションスナップより転用

VIVETTA(ヴィヴェッタ)はイタリア製のファブリックをイタリアで生産し、刺繍は職人が手作業で施すというハイクオリティブランド。

2025SSコレクションでは裾部分から太ももにかけて鈴蘭の様な花が刺繍されたデニムが発表されています。

刺繍の華やかが目を引くデザインで正に主役となるジーンズです。



画像はfashionpress[ファッションプレス]より転用

MICHAEL KORS(マイケル・コース)」の2025SSコレクションにもフラワーモチーフが咲き誇る様なデニムスカートが登場。

デニム素材ながらも非常にエレガントな印象を受けますね。


画像はfashionpress[ファッションプレス]より転用

STELLA McCARTNEY 2025SSコレクションでもデニム生地と光輝くゴージャスな生地をドッキングしたセットアップが発表されました。
正に目を引く主役級と言えるデニムです。 


デニム生地の代表的な加工方法とは?

先に紹介したデコラティブデニムは生地に装飾をしていくものが多いですが、デニム生地に加工を施すことで表情を出すことができます。

下記に代表的な加工方法をご紹介させていただきます。


① ワンウォッシュ(One Wash) 

概要:仕上げ前に一度洗いをかける。 

目的:縮みを抑え、履き心地を柔らかくする。 

特徴:リジッド(未洗い)に比べて色はやや薄くなるが自然な仕上がり。 


② ストーンウォッシュ(Stone Wash) 

概要:軽石などと一緒に洗い、表面を摩耗させる加工。 

 特徴:ヴィンテージ感や色ムラを演出できる。独特のアタリ感が生まれる。 


 ③ ケミカルウォッシュ(Chemical Wash) 

概要:漂白剤などの薬品で部分的に色を抜く加工。 

 特徴:1980〜90年代に流行。独特なマーブル模様が特徴。 


 ④ ブリーチ加工(Bleach)

 概要:全体または一部に強い漂白剤を使って色を抜く。 

 特徴:明るいブルー〜白っぽい色までトーンを調整可能。 


 ⑤ ユーズド加工(Used Finish / Vintage Finish) 

概要:「何年も履いたような」色落ちやダメージ感を人工的に再現。 

特徴:ヒゲ(太もも部分のシワ)やハチノス(膝裏のシワ)など細かな表情が入る。 


 ⑥ ダメージ加工(クラッシュ加工) 

概要:穴あけや裂けを入れた加工。 

特徴:ロック系・ストリート系ブランドによく使われる。


⑦ コーティング加工(Wax / Resin / PU コートなど)

概要:表面にワックスや樹脂を塗布し、光沢や張りを出す。 

特徴:レザーのような見た目になることもあり、モード系ブランドが好む。 


⑧ オーバーダイ(後染め) 

概要:織りあがったデニムをさらに色で染め直す。

特徴:深い色味や特殊カラー(黒、カーキ、赤など)が可能。 


⑨ バイオウォッシュ(Bio Wash) 

概要:酵素を使ってセルロースを分解し、表面をなめらかにする。 

特徴:やわらかく、自然なフェード感が出る。環境にも優しい。 


⑩ コントラスト加工(ヒゲ・ハチノスの強調) 

概要:特定部位だけ強く色落ちさせてコントラストを演出する。 

特徴:穿き込みによる自然なアタリ感を忠実に再現。  


ApparelX掲載の個性的なデニム生地をご紹介

NYK217 インディゴロープ モアレジャカード

最新鋭のジャガード織機で、指紋柄を表現しています。 

生地の広い面で見ると指紋柄が迫力があり、思わず何の柄だろう?とじっくり見入ってしまう様な魅力があります。

デニム同様に、インディゴロープ染色した糸を使用していますので、色落ち、経年変化を楽しめます。

海外からの人気も高い生地です。



INDIA-2134 インディゴデニムパッチワーク

インディゴデニム生地をパッチワークして生地に仕上げました。

全て手作業による為、柄の出方などには多少の差異があります。

パッチワークならではの柄やグラデーションの様なデザインを楽しむことができる生地となっています。


YK2Y 最新鋭ジャガード織機 パッチワークジャカード

最新鋭のジャガード織機でパッチワーク柄を表現しています。

インディゴ染料を使用していますので、デニム同様に色落ち、経年変化が楽しめます。

まるでパッチワークをしたかの様なクオリティの生地で一癖ある生地を探している方におすすめです。



CS2002 ロープインディゴオンブレーチェック


ロープインディゴ糸を使用したオンブレーチェック。

デニムと同じ芯が白い糸なので、デニムと同様のタテ落ち感が出ます。 

年間通して扱いやすい肉感にしており、シーズンレスでご使用いただけます。


JN0704 9オンス ジャカードデニム ドット柄大


大きめなドットの立体感が特徴のジャカードデニム生地です。

裏表のリバーシブルで使用可能です。


OSK-120-2 オールドデニム レース 星



小さな星の刺繍が施されたデニム生地です。

ベーシックな色からくすみ系のカラーまでバリエーションが豊富です。



まとめ

普通のデニムとは違う一癖あるデニム生地のご紹介いかがでしたでしょうか?

ApparelXではこの他にも多数のデニム生地を掲載しております。

ぜひ御覧ください。


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