こんにちは。サステナブルチームの木村です。
今月は社内業務に欠かせない規格袋(ポリ袋)をサステナブル仕様に変更しました!
このポリ袋はお客様へお届けする表地や裏地、ファスナーやボタンなど様々な商品の仕分け、お客様の手元へ届くまでの汚れ防止に使用している、なくてはならないものです。
使用量を減らしたり使わないという選択肢もありますが、業務効率などを考慮すると実際のところは現実的ではありません。
そのため移行の第一歩として、使用頻度の高い10号(小サイズ)と14号(中サイズ)のポリ袋をバイオマス認証を取得している袋に変更しました!
中川製袋化工 バイオ規格袋 バイオじゃけん10
商品紹介:「CO2排出量削減」や「石油資源の節約」となる植物(サトウキビ)を原料とするグリーン(バイオ)ポリエチレンを原料として配合した袋です。
環境負荷低減効果があり、植物由来10%以上の一般社団法人日本有機資源協会のバイオマスマーク認証を受けています。
また、印刷インキを使用せずエンボス柄を利用してバイオマス認証を表示したことにより、リサイクルしやすく環境にやさしい袋です。
袋の表面をよく見ると凹凸があり『バイオマスマーク/バイオマス10』の刻印が確認できますが、商品を入れた状態でも邪魔をしないデザインなので不自由なく使用できます。
そもそもバイオマスって何?
日常生活のアイテムから、私達が日々取り扱っているアパレル資材にもあたりまえに使われるようになったバイオマス素材。
バイオマス=サステナブルのイメージはあるけれど、何がサステナブルなのかちゃんと説明できる人はまだまだ少ないのでは?と思います。(私もそのうちの1人でした)
*バイオマス(Biomass)*は、動植物などの生物由来の資源のことを指します。特に、化石燃料を除いた再生可能な有機資源を指し、エネルギーや原材料として利用されます。
バイオマスの具体例
• 植物系:木材、農作物、藻類など
• 動物系:家畜の排せつ物、魚の残さなど
• 廃棄物系:食品廃棄物、紙ごみなど
バイオマスの主な利用方法
①燃料:バイオマス発電、バイオエタノール、バイオディーゼル
②化学製品:バイオプラスチック、バイオ繊維
③ 肥料・飼料:堆肥、バイオガスの副産物
バイオマスはカーボンニュートラル(燃焼時に排出するCO₂が成長過程で吸収したCO₂と相殺される)とされ、環境負荷の低減に役立つ資源です。
なんとなく"バイオマス"のイメージはできたでしょうか?
これらを踏まえると、今回使用した規格袋は『植物系』の『化学製品』になりますね。
まとめ
最初は試験的に導入しましたが、透明度や強度も従来使用していたものとも大差なく、本格的に移行していくことになりました。
個人的なイメージですがサステナブルを謳うポリ袋だと、ビニールの厚さが薄すぎて伸びやすかったり強度面で心配がありましたが、実際に使ってみたらそんなことはなく使いやすかったです。
コストはかかってしまいますが一度手にとって、自分達の目で見て触って、確かめることも大事だなと思いました。
毎日気兼ねなく使うものだからこそ、サステナブルに変えられるものは着々と、地道に取り入れていきたいと思います!