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2023/12/20

【新商品情報】中野メリヤス工業のクラフトファー

商品情報
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こんにちは。ApparelXトレンドブログの萱場です。

今回は、新しくApparelXでご購入いただけるようになった中野メリヤスさんのクラフトファーを紹介します。

メーカーページ: https://www.apparelx.jp/search.php?maker=165


中野メリヤス工業とは

中野メリヤス工業株式会社は、和歌山県橋本市(高野口町産地)の1973年創業のフェイクファーメーカーです。

彼らの製品は「クラフトファー」と呼ばれ、高品質のファー生地素材が提供されています。この地域は伝統的にパイル産業が盛んで、彼らの製品は大自然と受け継がれた職人の技術から生み出され、確かな品質を保証しています。

高野口町産地の中でも中野メリヤス工業は、その地域の伝統と技術の発信にも力を入れており、オリジナルのファー製品の生産やSNSでの発信にも力を入れています。

ウェブサイトも産地の魅力が伝わる内容になっているのでぜひご覧になられてはいかがでしょうか。

中野メリヤス工業ウェブサイト→https://www.e-nakano.net/



高野口パイルとは

https://www.koyaguchi.com/about/what-pile/より

https://www.koyaguchi.com/about/what-pile/より

高野口パイルとは、和歌山県の旧高野口町(現 橋本市高野口町)を中心とした地域(橋本市、九度山町、かつらぎ町)の伝統的な織物で、多様なテキスタイルを提供する特徴があります。

産地としての歴史は江戸時代の木綿織物から始まっています。高野口パイルの歴史は、養蚕や機織りが盛んであった背景を活かし明治初期に「再織<さいおり>」と呼ばれる特殊織物の製法を前田安助氏が発案したことに端を発しています。大正時代にはシール織物が開発され、昭和時代には合成繊維の発展と共に成長しました。現在も新しい用途開発に取り組んでいます。

再織とは ー再織(さいおり)は、チェコやドイツのヨーロッパを起源としたシェニール織物 が、明治時代初期の日本に伝わり、その美しい織物を手に入れた和歌 山県高野口の生まれである前田安助氏がなんとかこの織物を作りたいと苦心の末 、機械を一から考案し、日本独自の再織を作り上げました。 再織は、一度織り上げた織物を、タテ方向に裁断し、モール糸をつくり、さらに 再度、このモール糸をヨコ糸に織り上げ、柄を再現するという大変手間と根気の 要る織物です。 明治10年頃に創案された再織は、明治から大正、昭和の初めにかけて、テーブ ルクロスやカーテンとして海外へ輸出され好評を博しました。
https://www.nogami-pile.com/blank-3


※「高野口パイル」は地域団体商標に登録されています。


素材にに関して

ファー(毛)の部分には、化学繊維の中で、最も獣毛に質感が近いアクリル、モダクリルが使用されています。

アクリルとモダクリルに違いについて

以下に引用文を記載いたします。

ポリアクリロニトリル系合成繊維は、「アクリル」と「モダクリル」に区分され、アクリロニトリルを質量比で85%以上含むものが「アクリル」で、35~85%のものが「モダクリル」です。「モダクリル」は、塩化ビニルや塩化ビニリデンが共重合されているため難燃性にすぐれており、難燃製品(防炎布、毛布、カーペット、カーテン等)やかつらなどに使われています。
出展ー 日本化学繊維協会HP


商品紹介

中野メリヤス工業のクラフトファーには、模した毛皮(ファー)の名前が書かれているので、商品名からどのようなクラフトファーなのかわかりやすくなっています。

NT-9112 クラフトファー 【ロシアンセーブル】


ロシアンセーブル(イタチ科の小動物)のファーを模したこちらは肌触りも抜群です。


NT-4500 クラフトファー 【バイカラーシープ】


2色染めのシープボア調こちらの商品は、色の深みがありビンテージさながらの雰囲気があります。


1768 クラフトファー 【ライトムートン】


こちらのライトムートンタイプでは、化学繊維ならではの発色性とカラーバリエーションが豊富です。


NT-9372 クラフトファー 【ブルーフォックス】


最高級の毛皮【ブルーフォックス】タイプもあります。なめらかで柔らかい質感に驚きます。


最後に

他にも様々タイプのクラフトファーがありますので、ぜひメーカーページより御覧ください、


どうぞ、よろしくお願いいたします。

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